入社12年目 組込み制御系エンジニアY.T
就職活動を始めた頃は、誰もが知っている大企業から、地元の中小企業まで、さまざまな規模・業種の会社を見て回っていました。実は有名な大手企業からも内定を頂いていたのですが、そこで働いている社員の方と話しをしてみると、なんだか覇気が感じられない。「これからバリバリ頑張ろう!」と燃えていた私には魅力的な職場だと思えず、辞退させていただくことにしたのです。逆にベンチャー企業の説明会にも参加してみたのですが、ワンマンタイプの社長が率いていることが多く、自分には馴染めそうになかった。その点、トーテックアメニティは、仕事もバリバリでき、かつ、風通しの良い印象を受けた。また、現地で社員を採用し、研修にも熱心に取り組むなど、社員を大切にしているところにも魅力を感じ、入社を決めました。
現在、私が担当しているのは、サーボアンプの制御ソフトの開発です。サーボアンプとは、コントローラから出される指令信号を受け、その指令通りにモータを動かすための制御部分のこと。工作機械やFA(ファクトリーオートメーション)、ロボット分野などでは欠かせないものです。私はこのサーボアンプのソフト開発に携わり、内部仕様設計、実装、評価方法の作成など、開発の上流工程から深く関わっています。これまでの仕事で特に印象深いのは、東日本大震災の影響でマイコンが流通できなくなった際、新機種で使用するマイコンへの置き換え対応を行った時のことです。まだ入社3年目だった私は、自分が携わっている製品の市場をいまいち理解していませんでした。しかし、対応を終えた後、被災した工場の食肉加工機が稼働できるようになり、営業の方から「これで東北に鶏肉の供給ができる」という言葉をいただけました。改めてすごい製品を開発していることを実感する貴重な機会となりましたね。
自分が書いたソースコードで、実際にモータが動くところを見る。これは今も昔も変わらず楽しいのですが、それ以上にやりがいを感じるのは、自分が立てた見積もり工数で、要求仕様を満たしたソフトが納品できた時です。そもそも納期に遅れるのは論外ですが、見積もりが甘いと逆に早く終わりすぎてしまうこともある。早く終わらせること自体は残業をすれば簡単なわけですが、働き方改革を意識し、できる限り残業を減らしてピタッと作業を終わらせられた時には気持ちいいですね。トーテックアメニティの魅力は、特に新人の場合、必ず当社の社員がそばにいるように配慮してくれるところ。疎外感を覚えたりすることは、ないですね。また、「エンジニアファースト」という大方針を掲げていて、とにかく技術者が優遇されている。「本当にこんなにしてもらっていいの?」と思うほど大切にしてもらえますね。