入社4年目 電気電子設計エンジニアK.S
大学時代に電気電子をメインに学んでいたことから、勉強したことを活かせる会社に入ろうと、エンジニアリング企業を探していました。トーテックアメニティと出会ったのは、大学3年の終わり頃でしたね。ゼミの先生の繋がりから、自己分析講座を実施してくれるという話があり、「せっかくだから」と参加したのがきっかけでした。その講座は、自分自身の長所と短所を洗い出していくといった内容のものでしたが、その際に担当の方が冗談を交えながら気さくに話しかけてくださり、こんな会社なら安心して働けそうだと感じました。また、メーカーに勤めて1つの分野に特化するより、幅広くいろんなことができるエンジニアになりたいと考えていたことも、当社に入社する決め手の一つになりました。
現在、私が担当しているのは、電気自動車やハイブリッド車に関連した機器の設計・評価です。なかでも主に取り扱っているのが、「DC/DCコンバータ」。これは、300~400ボルト以上の超高電圧を、カーナビやエアコンなどが動かせるように12ボルトに変換する機器です。私が所属する評価チームでは、この製品に誤作動などの不具合がないかを検査しています。評価する項目は500以上あり、一つでもNGが出ればその原因を追究することになります。今でも鮮明に覚えているのは、コンバータの新規開発に携わった時のこと。まだ試作段階のもので、手順通りに仕上げたにも関わらず、基盤がスパークして壊れてしまったのです。結局、私の作業ではなく、基盤の設計自体に問題があることが判明したのですが、あの時はかなり肝を冷やしましたね。
最近では、はじめに仕様書を見た段階で、不具合が発生しそうな部分を予想できるようになりました。新人時代からの経験を踏まえて不具合が発生する部分を予測し、自分で考えて迅速に解決策を導き出せた時には気持ちがいいですし、やりがいを感じますね。ただ、10年、20年と活躍されている先輩たちを見ていると、「これが原因じゃない?」とすぐさま解決してしまう。素直にすごいと思います。トーテックアメニティは、取引企業からも「作業」ではなく「業務」を期待されており、より高い技術力が求められていると感じます。だからこそ今後は、経験豊富な先輩たちを追い越すぐらいの気持ちで、不具合に対する自己解決能力を磨いていきたいです。そして将来的には、リーダーシップが発揮できる技術者へと成長していければと思います。